コントな文学『憧れていたプロポーズ』 石﨑将太33歳。 高校卒業後、青森から上京して寿司職人になり10年以上が経過した。 俺はついに明日、小さいながらも夢だった自分の店を出す事になる。 まるで一国一城の主になった気分だ。 オープンを前日に控えた店内…
コントな文学『芥川賞作家なのに親近感』 芥川賞を受賞した小説家なのに… マジで? 信じられない… 家の本棚にマンガしかないじゃん。 しかもドラゴンボールとワンピース全巻揃ってんじゃん。 王道中の王道じゃん。 芥川賞とか純文学って小難しくて暗そうなイ…
『今日も世界で誰かが嘘をついている。菜子ちゃんからの質問編』 「どうしてママはパパと結婚したの?」 5才になる娘の菜子からの質問だ。 6年前、私は付き合っていた彼氏に二股を掛けられていた事が発覚する。 加えて仕事でも大きなミスをして私の心はボロ…
コントな文学『ファーストキス』 クラスメイトの亮君と付き合って3ヶ月。 デートは毎週末している。 でもまだキスはしていない。 高校3年生同士が付き合って3ヶ月よ? さすがにもうキスしてOKでしょ。 3ヶ月付き合ったら無理矢理押し倒してキスしても文句言…
コントな文学『もったいないおばけと新人記者』 こんにちは、もったいないおばけです。 お前、何で俺が現れたか分かるか? そうか、分からんかぁ… 新人記者のお前は本来行く筈だったベテラン記者が体調不良で、代わりに急遽アメリカに行って大谷翔平の記者会…