『岩崎史奇のコントな文学』

 『笑い』と『人間』を書いているコント文学作家です!

コントな文学『宇宙人にドMを理解させなさい』

コントな文学『宇宙人にドMを理解させなさい』



「ワレワレハ宇宙人ダ」


宇宙人って本当に「ワレワレハ宇宙人だ」って言うのかぁ・・・


なんて呑気な事を言ってる場合じゃない。
俺は今、宇宙人に連れ去られてUFOの中にいる。


「ワレワレハ友好関係を結ぶ為、密かに地球人を調査していた。
そんな時に下着姿で目隠しをされてロープで拘束されている君を発見したので保護させてもらった」


どうやら宇宙人は良かれと思って俺の事を助けてくれたみたいだ。


しかし、違うのだ。


俺は白ブリーフ1枚の姿で、女王様に目隠しと亀甲縛りをして頂いて放置プレイを愉しんでいる真っ最中だったのだ。


お愉しみ中に邪魔しやがって宇宙人め・・・


はたして宇宙人に俺の性癖とSMプレイを説明して理解させて地球に戻してもらう事ができるだろうか?



「あのぉ、実は・・・
自分でお金を払って、目隠しされてロープで縛ってもらって部屋に放置されていたから大丈夫なんです」


「は?自分でお金を払ってやってもらっただと?」


「はい、プレイを愉しんでいたんです」


「プレイって何だ?
何故、そんな事をする必要がある?
金払ってパンツ一丁で目隠しされて縛って監禁されて楽しい訳ないだろ。
ワレワレハそんな話は信じられない。
君は催眠術か何かで操られている可能性がある」


「催眠とか、そんなんじゃなくて実は僕・・・
ドMなんです。
意味、分かりますか?」


「ワレワレハ分からない」


「SMのドMです。僕、変態なんですよ。
分かりませんか?」


「ワレワレハ分からない」


「とにかく亀甲縛りと目隠しをして部屋に返して下さい。早くしないと女王様が戻ってくる」


「女王様って誰だ?亀甲縛り?
ワレワレハずっと、お前が何を言っているのか意味が分からない」



ワレワレハ、ドMと名乗る男を地球に返した。


ワレワレハ地球人と友好条約を結ぶ事を考え直した方が良いのかもしれない。


ワレワレハ地球人が何を考えているのか全く分からない。